Myまっぷラン+とは

自分の命を守るために 地域の未来を守るために・・・

「Myまっぷラン+(プラス)」(以下「MP+」という)とは、平成25年度の「Myまっぷラン」(川口淳准教授(三重大学大学院工学研究科)が提唱する住民一人ひとりが津波避難計画を作成するための手法)を基に、新しいシステムとして、

・対象とする災害を風水害・土砂災害にも拡張

・デジタルマップで自然災害リスクを確認し、避難経路・「Myタイムライン」を作成

・地区の避難計画の策定支援

ができるようにしたものです。これにより避難の地区防災計画の策定にもつなげられます。

この取組では、「住民一人ひとりの避難計画を住民自らが作成することから始め、ワークショップ(WS)*を通じて、地域全体の計画づくりにつなげていく」というプロセスが重要です。

*ワークショップ(WS):地区の検討の場のこと。内閣府『地区防災計画ガイドライン』によれば「まちづくり等のために、地域社会の課題に対する改善計画を作成する共同作業のことで、多くの関係者が参加し、自由に発言することにより、多様な意見が反映され・・・行政関係者、学識経験者等の専門家がファシリテーターとして関わ」ります。

個人の計画は、以下のシートになります

その1家族の連絡先等を記載
その1家族の連絡先等を記載
その2 地図 その3 Myタイムライン
その3 Myタイムライン
地区の計画は、右のような例が

あります。(内閣府「災害・避難

カード」の例。課題によって形式

は変わります)。

取組の課題

  • 地区の意向としては避難計画を作ると決めているわけでないこともあります。MP+は主にはデジタル技術を用いた地区の支援のための道具と言えます。地区側の意向に応じて使える機能を使いましょう。
  • 安全な避難に向けて、多くの地区で、また地区においてはできるだけ多くの地域住民の参加が鍵となります。様々な理由から参加できない(しない)方も見え、多数の参加を確実にすることは容易ではありません。
  • 計画を作成することがゴールではありません。少なくとも年に1回は訓練等を実施して、その有効性について検証を続け、必要に応じ計画を改定していくことが大切です。